楠田 敏也

カラダ作りとマーケティングや経営に関しての記事を書いています。

大阪市在住
パーソナルトレーナー→パーソナルジム経営→IT企業

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使えない筋肉とは?

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こんにちは、楠田です。

今まであなたは

「ボディビルダーの筋肉は見せかけの筋 肉」

「筋トレでつけた筋肉は使えない筋肉」

と聞いたことはないですか?

特にスポーツをがっつりされていた方ほど聞いたことがあるんではないでしょうか。

私は長年サッカーをやっていたのですが、特にサッカー界ではこのような事を言う人が多かったように思います。

では、本当に筋トレでつけた筋肉は見せかけで使えないのでしょうか?

今回はアスリート向けの内容になります。

使えない筋肉など存在しない

まず結論ですが、使えない筋肉など存在しません。

競技や日常生活の中でつけようが、筋トレでつけようが筋肉は筋肉です。

中身が違うなんて事はありません。

つまり、どうやって筋肉をつけようが筋肉量が増え筋力が向上すればその筋肉を使って強い力を発揮する事ができます。

ではなぜ筋トレでつけた筋肉は”使えない”と言われていたのでしょうか?

そもそも何をもって”使えない”とされているのか?

おそらく、

  • 筋トレに取り組んだものの競技のパフォーマンスが向上しなかった。
  • 筋骨隆々のボディビルダーが実は速く走れないというの見たり聞いたりした。

などの経験から”使えない筋肉”と表現してきたのだと思います。

しかし、それは筋トレと競技スキルを分けて考えれていない事から生じる誤解でしかありません。

競技スキルと筋トレは分けて考えるべき

筋トレと競技のスキル練習は完全に分けて考える必要があります。

  • 筋トレ=筋肉量や筋力を向上させてそもそもの自分が持っているベースを引き上げる事が目的。
  • 競技のスキル練習=自分が持っている能力を競技特有の動きで最大限活かせるようになる事が目的。

つまり、筋力トレーニングを行うだけでは競技のパフォーマンスは向上しません。

両方合わさって初めて競技のパフォーマンスは向上します。

普段走る練習をしていないボディビルダーが速く走れないのは当たり前という事です。

逆にいうと、筋力が高いボディビルダーが走るスキルを身につけたら速く走れる可能性は十分考えられるという事です。

では、競技スキルももともとある上で筋トレをしたのに競技のパフォーマンスが向上しない場合があるのはなぜでしょうか?

考えられる理由は3つです。

競技特性からずれたトレーニングをしている

例えば、取り組んでいる競技が相手との接触がないダンスだとします。

それなのに筋肉量を増やす事をメインに筋力トレーニングに取り組んだとします。

勿論、筋肉量を増やす過程で筋力もアップするので全然効果がない事はありません。

しかし、競技の特性上返ってくる競技の結果としてのリターンは少ないでしょう。

これはかなり極端な例ではありますが、自分が取り組んでいる競技の特性を考えて

筋肉量や筋力を増やすことによって得られる効果がどれくらいあるか考えてみましょう。

ただ、ほとんどの競技において筋力を高める事は競技力を高める上で重要です。

効果が現れる前にやめてしまっている

おそらくこっちが原因な事が多いと思います。

筋力トレーニングを始めても直ぐに筋力や筋肉量の向上が起こるわけではありません。

そして、今まで通り競技練習をしていく中でプラスで筋トレをするわけですので当然疲労は溜まっていきます。

そして、筋力や筋肉量の向上が起こる前に疲労の影響が先に現れます。

つまり、最初はパフォーマンスが低下する可能性が高いということです。

また、粘り強く行ったとしても向上した筋力に合わせて競技スキルも調整する必要があります。

身体が変化するわけですから、今までの感覚で行うとズレが起こるわけです。

これまた、一時的にパフォーマンスが低下する危険があるということです。

筋トレの効果が現れるまで時間がかかる。

筋トレの効果が出た後もスキルを調整する時間が必要である。

つまり、本当の意味で競技のパフォーマンスを向上されるまではけっこう時間がかかるという事です。

元々の競技スキルが高かったり、筋力が増えやすいなど個人差があるので割と直ぐ効果が出る人もいますが、

ほとんど最初はこうなる事が多いです。

そして、なかなかパフォーマンスが上がらない中で

筋トレ=意味ない

と結論づけてやめてしまうという事です。

トレーニング自体が間違っている

これは、いうまでもありませんがやり方を間違えていると筋力や筋肉量の向上を引き起こせません。

専門のトレーナーに教えてもらって行うのが最も効果的です。

最低でもトレーニングの原理原則は理解して行いましょう。

また、最近は筋トレしながら競技スキルをごっちゃにしたトレーニングが流行っているように思います。

個人的には、目的が曖昧で効果は低いと考えています。

筋トレは筋トレ、競技スキルは競技スキルとして分けて向上させるようにしてください。

まとめ

では、まとめに入ります。

  • 使えない筋肉など存在しない。
  • 筋トレと競技のスキル練習は分けて考えるべき。
  • 筋トレでベースアップ→スキル練習を行って初めて競技のパフォーマンスUP

という内容でした。

最後に

筋トレを行うことが身体能力を引き上げるのに最も効率的な手段である事は間違いないので、

最初はなかなか効果が出なくてもしっかり続ける事をお勧めします。

効果が出る前に途中でやめてしまうアスリートは多いように思いますし、

自分自身がそうだったのでもっとはやく正しい知識を持ちたかったと思っています。

是非是非取り組んでみてください。

では、今回は以上になります。

それでは!

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