こないだテレビでプロテインダイエットが有効という話を聞いた。本当にプロテインを飲むことがダイエットに有効なのか知りたい。プロテインを飲むと太るという話も聞いたこともあるしちゃんとした方法を知りたい。
今回はそんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
・プロテインはあくまで筋量維持のために補助的に必要なものでしかありません。
・食事とプロテインを置き換えるのは有効。
この記事を書いている僕は、現在パーソナルトレーナとして多くの方のダイエットをサポートしています。
その経験を基にダイエットにまつわる話を中心に記事を書いています。
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目次
飲むだけでは太ります。
最近体重が変動していない人が今の生活にプラスしてプロテインを飲むようになると、シンプルに体重が増えてしまいます。
最近体重が変動していない場合、消費カロリー=摂取カロリーの状態になっているという事です。
そこにプロテインをプラスするという事はシンプルに摂取カロリーが増えるという事なんで、摂取カロリー>消費カロリーの状態を作ってしまうという事になります。
ましてや、最近体重が増加気味の人だったらさらに増加させてしまう事になります。
ただ例外もあって、摂取カロリーが少なすぎて省エネモードになっていることが原因で体重が落ちていない場合はプロテインを足して摂取カロリーが増えることが体重減少に有効な場合もあります。
ですが、基本的には今の生活を変えずにプロテインを足すという事はただただ摂取カロリーを殖やしてしまっていることを理解しましょう。
プロテインはあくまでダイエット中の筋量維持のために補助的に必要なもの
プロテインダイエットという響きを聞いていると、
なんだかプロテイン自体がダイエットに有効なサプリメントであるような錯覚を起こしますがプロテインはタンパク質を多く含むものでしかありません。
そしてダイエット中にたんぱく質を摂取する目的は主に体重を落としていく中で筋肉量を残していく為です。
ダイエット中に筋肉を残すために必要なのは筋トレと適切な量のタンパク質量です。
※自宅で出来るトレーニング例はこちらの記事を参考にしてください。
タンパク質量の目安は体重×1.5gです。
体重50kgとすると50×1.5で75g必要となります。お肉100gでタンパク質はだいたい20gです。肉のみでタンパク質量を摂取するには少なくとも300g以上必要という事です。
食事で全て摂るのがなかなか難しい人が補助的に摂るのがプロテインという事です。食事だけで必要分とれるのであれば別にプロテインをとる必要はありません。
食事とプロテインを置き換えるダイエットは有効
本来は食事で足りないタンパク質を補うのが役割ではありますが、うまく食事と置き換える事が出来ると体重を落とすことも可能です。
食事の代わりにプロテインを摂るというのが置き換えの方法になります。例えば三食のうち夜ご飯のみプロテインだけにするといったイメージです。
プロテインはタンパク質量を一杯で24g程摂ることが出来ます。ですが、そこまで糖質や脂質は一緒に含まれていません。
ものにもよりますが、一杯100kcal程度です。効率的にタンパク質のみを摂取することが出来ます。
全体の摂取カロリー量が少なくなりすぎないように注意しましょう。
ただ置き換えダイエットに取り組むとしても1日の中で置き換えを行うのは絶対に一食分までにしましょう。
この記事でも話していますが、摂取カロリーを少なくしすぎて基礎代謝以下にしてしまうと
- カラダが省エネモードになって体重が減らなくなる。
- 筋肉量が極端に低下し、やせ細ったカラダになってしまう。
- シンプルに体調を崩す。
といった問題がうまれます。
だいたいですが男性の基礎代謝は1500kcal・女性は1100kcal程度です。
そこをしっかり超えていこうと思うと3食のうち1食以上置き換えてしまうとかなり難しくなってきます。
なんなら一食でもそれなりに危険であることも理解して取り組んでいきましょう。
まとめ
ただプロテインを飲むだけではシンプルに摂取カロリーを増やして体重を増やしてしまう事に繋がりますし、置き換えを行ったとしても全体のカロリー量を少なくしすぎないように気をつけましょうという内容でした。
結局は高たんぱく低カロリーの食事をするためにうまく使っていきましょうという事です。
テレビで取り上げられたりしてキャッチーなダイエット方法は突然流行ることがあります。ですが、基本的に飲むだけで痩せるとかはまずないと思ってください。
どういう理屈で体重を落としていく方法なのか理解して行うことが重要です。
そこを理解せずに表面的に行ってしまうと見当違いのことをやってしまう可能性もあります。間違った行動に使ってしまった時間は返ってきません。
しっかり情報を見極めて取り組むようにしていきましょう。
このブログの中では、そういった表面的な情報に踊らされないように正しい情報を伝えていけるようにしたいと思っております。
今回の記事も是非参考にしてもらえればと思います。
それでは、以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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