筋肉をつけるためにはタンパク質が重要だとは知っているけど摂りすぎると腎臓に悪いとも聞いたことがある。実際腎臓に悪いのか??どれくらいの量ならとっても大丈夫なのか知りたい。
今回はそんな疑問に答えます。
人体に悪影響を与える可能性がある実験を行う事は難しい為、現在でも議論の的となっているタンパク質と腎臓について
最近の研究の結果に基づきながら話していきたいと思います。
本記事の内容
・タンパク質ではなく赤身肉の摂りすぎが腎臓に悪影響
・鳥や魚もとるようにしていきましょう。
この記事を書いてる僕は現在パーソナルトレーナーとして働いています。
これまでの指導経験をベースに記事を書いています。詳しい自己紹介はこちら↓↓
目次
タンパク質は腎臓に悪いと”されてきた”
タンパク質の摂りすぎは腎臓に負担をかけるとこれまで言われて来ました。
なぜ、そのように言われてきたのか??理解するためにはまずそもそも腎臓がどう働いているのか理解する必要があります。
腎臓とは??
腎臓(じんぞう、ラテン語: ren、英語: kidney)は、泌尿器系の器官の一つ。血液からの老廃物や余分な水分の濾過及び排出を行って尿を生成する
wikipedia
と定義されています。
他にも役割はありますが、血液を濾過し不要なものを尿として排出するというのが主な役割になります。
タンパク質のみ役割を果たした後も腎臓で濾過する必要がある。
タンパク質以外の三大栄養素である糖と脂質はエネルギーとして使われ役割を果たした後は、呼吸や汗としてカラダの外へ出されます。
しかし、タンパク質はカラダを作る役割を果たした後も老廃物としてカラダに残る為腎臓で濾過する必要があります。
そのため、タンパク質を多く摂取すればするほど腎臓で濾過する必要がある為多くのタンパク質を摂取すると腎臓に負担をかけると言われていたという事です。
実際腎不全などで腎臓の機能が低下してしまっている人は腎臓に負担をかけないことを目的にたんぱく質を制限した食事をする治療を行います。
そういった治療方法があることからも正常な働きをしている腎臓にとってもタンパク質の大量摂取はよくないとされてきました。
タンパク質ではなく、赤身肉の大量摂取が腎臓に悪い
腎臓の機能が低下している人にとってはタンパク質の摂取が負担であることは明らかでしたが、健全な腎臓を持つ人にとってどうかはいまいちわかっていませんでした。
ですが、最近の研究で腎臓に悪影響を与えるのは、タンパク質ではなく赤身肉の大量摂取であるという事が明らかになりました。
2017年 シンガポール 医療機関シンヘルス ルーらによって
赤身肉が役割を果たした後残る老廃物が濾過されるときに腎臓に強い負荷を与えることが分かったのです。
赤身肉とは
- 牛肉
- 豚肉
- 羊肉
などのことをさします。
体重×1.5gは大量摂取にあたると考えよう。
一口に大量摂取といっても感覚は人それぞれですし、どれくらいで大量というのか難しいところだと思います。
これまでブログ内で筋肉を増やすもしくはダイエット中にしっかり残すためには、体重×1.5g程度を目安にしましょうとお伝えしてきましたが
この量のタンパク質量を全て赤身肉で摂るのは大量摂取にあたります。
一日に必要なタンパク質量を全て赤身肉で摂取しないように気をつけましょう。
鳥や魚をうまくとるようにしていきましょう。
鶏肉や魚は赤身肉でなく動物性たんぱく質になります。
しかも赤身肉とくらべて脂質が低く低カロリーです。
詳しくはこちらの記事を見てほしいですが、低脂質のものを選ぶのはダイエット中非常に重要です。
腎臓に負担をかけない+脂質を抑えることが出来る
とメリットが白身肉には多いです。
可能な限り鶏肉や魚でタンパク質量を確保するようにしていきましょう。
植物性たんぱく質は非効率。
そこで、野菜などからタンパク質を摂るのはどうなのかという疑問もわいてくるかもしれません。
確かに野菜等から摂れる植物性タンパク質は腎臓に負担をかけることはありません。
ですが、筋肉を合成するという意味では動物性たんぱく質のほうが勝ります。
それでは、今回は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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